熊野川ながれる「日本一〇〇」が多い奈良県十津川村の旅
「日本一〇〇」と称するものはたくさんあります。しかし、そういったものをいくつも持っている村は少ないでしょう。今回はそんな村のひとつ、熊野川がながれる奈良県十津川村を紹介します。
「日本一大きい村」奈良県十津川村
奈良県吉野郡十津川村は、奈良県の最南端に位置する、日本一大きい村です。
村内を走る路線バス「八木新宮特急バス」は、全長169.9㎞、停留所の数は168で、高速道路を使わない路線では日本一の走行距離を誇ります。
熊野川
奈良県吉野郡天川村の山上ヶ岳を水源として、奈良県、和歌山県および三重県を流れる一級水系新宮川水系の本流。流域によって、天ノ川、十津川とも呼ばれます。
流域には吉野熊野国立公園や高野龍神国定公園があり、国の特別名勝や天然記念物に指定されている瀞峡などもあります。
瀞峡(どろきょう)
熊野川上流の吉野熊野国立公園内にある渓谷。国の特別名勝や天然記念物に指定されています。
瀞峡にひっそりとたたずむ「瀞ホテル」は、名前と雰囲気をそのままに、現在は喫茶店として観光客を迎えています。
日本初「源泉かけ流し宣言」十津川温泉郷
十津川村は全国で初めて「源泉かけ流し宣言」をした村です。
湯泉地温泉(とうせんじ)・十津川温泉・上湯温泉(かみゆ)にある温泉施設すべてにおいて「源泉かけ流し」を宣言しました。
湯泉地温泉(とうせんじおんせん)
十津川村のほぼ中央に位置し、十津川に沿って旅館・民宿が点在する温泉街です。大きな公衆浴場もあります。泉質はアルカリ性単純硫黄泉。
十津川温泉
十津川沿いの温泉地で、旅館・ホテルが並びます。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
上湯温泉
十津川温泉から西へ、支流上湯川上流に湧く温泉。日本秘湯を守る会会員の宿に指定される温泉宿があり、十津川温泉とは一味違った静かな温泉宿です。泉質は含硫黄ナトリウム炭酸水素塩泉です。
にほんの里百選 ― 桑畑果無(くわばたけ・はてなし)
十津川村桑畑の果無は、熊野古道・小辺路の道中にある集落。集落の中を熊野古道小辺路が通ります。眼下に十津川温泉があります。
茅葺屋根の民家と石垣、棚田が残る、時が止まったような風景で、日本の里百選に選ばれています。
笹の滝
高さ約32mで、日本の滝百選にも選ばれる名瀑。岩肌を滑り落ちる水の美しさが特徴です。
「日本一の鉄線つり橋」谷瀬の吊り橋
長さ297m、高さ54m、日本有数の長さを誇る鉄線のつり橋です。足元に十津川を望むスリル満点の体験ができる。
現在は観光スポットになっていますが、かつては集落と集落を結ぶ生活道として使われていたそうです。
森林浴百選 ― 玉置山(たまきやま)
奈良県十津川村にある、標高1,076mの霊峰。山頂近くには玉置神社が鎮座あり、社務所および台所、梵鐘は国の重要文化財に指定されています。
玉置神社境内を含む玉置山は自然環境保全地域に該当していて、森林浴百選にも選ばれています。
まとめ
十津川村は、熊野川の清流と深い山々が織りなす自然美と歴史的文化が共存する村です。温泉・渓谷・森林浴と、癒しの要素が詰まった村です。
