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【みなかみ18湯】利根川水系ながれる水上温泉郷の旅

観光ぐんま写真館提供

群馬県は「温泉大国」として知られ、草津温泉や伊香保温泉など日本有数の温泉地を有します。県内には数百もの源泉が点在し、泉質も多岐にわたるため、多様な効能を楽しむことができます。草津温泉の強酸性泉の殺菌効果や、伊香保温泉の「黄金の湯」など、温泉の質の高さが全国的に評価されています。

みなかみ町もそのひとつです。

みなかみ町は旧水上町と旧月夜野町と旧新治村が合併して誕生しました。これにより「水上温泉郷」「月夜野・上牧温泉郷」「三国・猿ヶ京温泉郷」の3つの温泉地が集結し、その数から「みなかみ18湯」と称される、草津や伊香保に勝るとも劣らない、名実ともに群馬を代表する温泉町となりました。

みなかみ18湯は利根川水系の本支流に沿って点在しており、温泉宿から利根川水系の河川の四季の彩りを感じることもできます。

今回は、みなかみ18湯のなかでも、旧水上町にあたるエリアの「水上温泉郷」の温泉を紹介します。

水上温泉郷

水上温泉郷は、上越線水上駅近くから利根川やその支流に沿って北上した、みなかみ町ができるまえの旧水上町にあたるエリアの温泉街です。

水上温泉(みなかみおんせん)

上越線水上駅近く、利根川に沿って温泉宿やホテルが並ぶ温泉街です。

水上温泉はかつての地名「湯原村」にちなんで、「湯原(ゆばら)の湯」と言われ、町村の合併により「水上村」「みなかみ町」と地名は変わった今も、「湯原の湯」の愛称で親しまれています。

アルカリ性単純温で美肌効果も期待できます。

温泉街の近くには諏訪峡(すわきょう)があります。道の駅「みなかみ水紀行館」から「銚子橋」まで、渓谷に沿って約2.5kmの遊歩道が整備されており、散策をしながら四季折々の利根川を楽しむことができます。

谷川温泉(たにがわおんせん)

利根川の支流、谷川沿いに温泉宿やホテルが点在する温泉街です。泉質は単純温泉。美しい姫が裾を洗ったら川の水が湯に変わったことから「御裳裾(みもすそ)の湯」と名付けられたそうです。

上信越高原国立公園を構成し、日本百名山にも名を連ねる谷川岳の麓に位置します。

多くの文豪にも愛された形跡があり、温泉街入り口には「太宰治 小説『姥捨』 ゆかりの地」と書かれた看板があります。

うのせ温泉

うのせ温泉は、水上温泉郷から利根川に沿って国道291号線をほくじょうしたところにある、ひっそりとした温泉街です。泉質は単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。カワウがたくさん飛来したことから「鵜の瀬」と名付けられたという説もありますが、地元では「ぬる湯」と呼ばれて、湯冶場として親しまれていたそうです。

湯檜曽温泉(ゆびそおんせん)

湯檜曽温泉は利根川の支流湯檜曽川沿いの温泉街です。泉質は単純温泉。

その昔、源氏に滅ぼされた奥州の豪族がこの地にたどり着いて、温泉を発見したと伝わります。湯にひそんでいるという意味から「ゆのひそ村」と呼ばれるようになったそうです。

向山温泉(むこうやまおんせん)

うのせ温泉を利根川沿いにさらに北に上がった、利根川から少し奥に入った温泉街です。泉質はアルカリ性単純温泉、美肌効果があります。

上の原温泉(かみのはらおんせん)

利根川沿いから離れた水上高原にあるリゾート施設の温泉です。四季折々の自然の美しさを感じながらのアルカリ性単純温泉は、みなかみ18湯の中でも有名な「美肌の湯」とのこと。

宝川温泉(たからがわおんせん)

宝川温泉は、利根川の支流宝川沿いにひっそり佇む単純温泉の秘湯。延べ面積470畳にも及ぶ湯船四つに、4本の豊富な源泉から常時掛け流しされているそうです。大露天風呂から眺める紅葉は圧巻そのものとのことです。

湯ノ小屋温泉(ゆのこやおんせん)

水上温泉郷で最奥の温泉。日本最大の規模を誇るロックフィルダムの奈良俣ダムの脇を利根川支流の木ノ根沢に沿って奥に入ったところにある、小さな温泉街です。泉質は単純温泉。

温泉からもっと奥に行くと、水源の森百選に選ばれた「奧利根水源の森」があります。森林浴のあとに温泉浴も楽しむことができます。