【水車奏でる】筑後川水系流れる福岡県朝倉市の旅
福岡県朝倉市は、川好きな方にはおすすめのエリアです。筑後川水系の野鳥川や小石原川などの川の流れが心を癒し、朝倉市域の南の境界にほぼ沿う形で流れる筑後川に沿って点在する温泉宿でのんびりと過ごすこともできます。
筑後川水系河川と歴史的な町並みが楽しめる、福岡県朝倉市の旅のモデルコースを、ご当地激レア料理も含めてご紹介します。
筑後川
筑後川は阿蘇山を水源として、九州地方北部、熊本・大分・福岡・佐賀の4県を東から西に流れて有明海に注ぐ、一級水系・筑後川水系の本流で、一級河川に指定されています。上流部では田の原川・杖立川・大山川・三隈川とも呼ばれています。
「筑紫次郎」の別名を称し、利根川(坂東太郎)・吉野川(四国三郎)とともに「日本三大暴れ川」のひとつに数えられています。
朝倉市
福岡県の中央部に位置する朝倉市は、市域の南を境界にほぼ沿う形で筑後川が流れています。北に古処山をはじめとする山々が連なり、山中には福岡県両筑地域の水資源となる寺内ダム・江川ダムがあります。
市中心部から北東の位置には、江戸時代に黒田氏が治めた秋月地区があります。城下町として栄えて、今も当時の面影を色濃く残し、「筑前の小京都」と呼ばれています。
朝倉市の水車群

朝倉市と言えば、ランドマークとも言われるのが水車群です。1760年代から80年代にかけて、筑後川を取水元とする堀川用水に設置された、日本最古の実働する水車で、「堀川用水及び朝倉揚水車」として史跡に指定されています。
現在は3か所、菱野、三島、久重で稼働しており、菱野は三連水車で、ほかの2基は二連水車です。毎年6月17日から10月の中旬まで、稲の作付け期間とほぼ重なる期間稼働しています。水車は地元の職人により5年ごとに作り替えられ、その技術も継承されているそうです。
朝倉市秋月地区

筑後川水系野鳥川の流域にあたる秋月地区は「筑前の小京都」とも称され、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。江戸時代に黒田氏が治め、城下町として栄えた地区です。
野鳥川が今も当時の面影を色濃く残す秋月地区を流れます。野鳥川に架かる野鳥橋の先にある杉の馬場通りは桜の名所で、県指定史跡の秋月城址や県指定文化財の黒門の前を通ります。
原鶴温泉

市域の南を境界にほぼ沿う形で流れる筑後川沿いに原鶴温泉があり、温泉旅館やホテルが点在します。
泉質は、肌をスベスベにする弱アルカリ性単純温泉と、美白効果のある単純硫黄泉で、まさに「W美肌の湯」です。
朝倉市の激レア郷土料理「川茸(かわたけ)」

川茸とは、福岡県朝倉市を流れる黄金川でしか採れない、現在では絶滅危惧種に指定されているほどの、貴重な天然淡水海苔です。昔から高級珍味とされ、江戸時代には将軍へ献上されていたほどです。
最後に
このように、朝倉市は川の美しさと歴史、温泉、郷土料理が一度に味わえる贅沢な旅先です。野鳥川と秋月地区の散策、筑後川沿いの温泉など、川好きの方にとって忘れられない旅になるでしょう。
